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2007年4月19日木曜日
チーズ小話
チーズをくわえて枝に止まっているカラスから、
何とかしてチーズをものにしようとするキツネの話は、
フランス人が一番好きな寓話です。
パリ16区の公園の一隅に、
作者のラ・フォンテーヌ(17世紀)と
件のカラスとキツネの彫刻を見つけました(写真)。
暴力を使わず、脅し文句も言わずに、
見事にチーズをものにしたキツネさん。
カラスの輝くような羽を褒めたあと、
「歌がうまければ、あなたは森のフェニックス。」と殺し文句を放ちました。
そこで、おだてられたカラスは歌を唄ってしまったのです。
この寓話から、子供たちへの教訓は
「甘い言葉に気を付けましょう。」という事ですが、
もう大人になった私達は、
「人の長所を探して、まず評価しましょう。」と
「きれいな言葉を、きれいに並べて話しましょう。」
という教訓を引き出せるのではないでしょうか。
そうすれば、交際や商売はきっとうまく行くことでしょう。
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