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2007年5月9日水曜日
ヴァランセイ
ヴァランセイ(Valencay)のチーズは、
昔、ベリーの国を流れるアンドル川の村で、
百姓女が、お菓子を作るピラミッド型 の箱を使って、
チーズの上澄みを切ったことからできたといわれます。
上部をカットして現在の形(台形)にしたのは、
ヴァレンセイ城城主タレイラン(1754-1838)に負うところが大きいということです。
タレイランといいますと、外交のフランスを代表する歴史的な人物です。
タレイランはナポレオンの信任を得て外務大臣として大活躍し、
ナポレオン後の戦後処理の会議で、
フランス外交の才能を遺憾なく発揮した外交官です。
この会議は<会議は踊る>と言われたほどに
歴史にその名を残した会議でした。
ヴァランセイは<タレイランのチーズ>と形容してもよく、
実際味わいは、外交官にふさわしく爽やかでエレガントです。
この地方に多い草原、桃の木、たでやまおうぎ(まめ科草本で飼料用)が、
山羊のミルクに、この上もない素晴らしい香りを恵んでくれるのです。
ヴァランセイは木灰入り塩で塩付けされますので、表皮は黒く輝いています。
少なくとも10日間の仕上げ行程を経て、
商品化される前に、地下保管室に5週間は置かれます。
ヴァレンセイの村(2700人)を訪れましたら、フロマージュを味見した後、
是非タレイランの想い出がいっぱいのお城を訪問したいものです。
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3 件のコメント:
こんにちは。
チーズが好きで検索していたら、たまたまこのブログを見つけました。
チーズについて詳しく書いてあるので楽しいです!!
これからも色々なチーズの話をお願いします。
私のブログにリンクさせて頂いても良いですか?
こんにちは
小宮さんのブログは、
http://yaplog.jp/minori-komiya/
でしょうか。
グーグルで調べたのですが、
可愛いブログですね。
チーズ好きな方にリンクしていただけると
嬉しいです。
よろしくお願いします。
ありがとうございます(≧∀≦)ノシ
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